ハゲる男たち!男性型脱毛症「AGA」を知ろう

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AGA男性型脱毛症の人が、薄毛・抜け毛・育毛・発毛について、これだけは知っておきたい最低限の知識をなるべく分かりやすく説明いたします。

 

せっかくAGA育毛クリニックでの医療治療を受けることを決めても、医師が「選択肢として並べた治療にどんな意味があるのか?」さえ分からなければ、とても困るでしょう。

 

薄毛や育毛・発毛についての、なんの知識もない状態では、カウンセリングに行っても質問すべき事すらわかりません。

 

医師によって見解の別れる部分もありますが、ここではより多くの医師が指示していると思われる説を紹介します。

 

 

男性型脱毛症(AGA)とは外見的にはどのような状態

薄毛の進行部位がほぼ決まっているので、素人でも見分けやすいのが特徴です

 

  • 頭頂部だけ薄くなりだすO型(日本人に最も多いAGAの始まりです)
  • 髪の生え際が下がって額が広くなってくるM型
  • 頭頂部と額の同時進行OM混合型
  • 頭部のあちこちから進行するマダラ型

 

最後のマダラ型はAGA以外の原因も考えられます。

まずは保険診療が可能な一般皮膚科の受診をおすすめします。

 

 

 

正常なヘアサイクルとAGAのヘアサイクル

〇正常な頭髪の一生(ヘアサイクル・毛周期)

 

 

発生期寿命を迎えた髪が抜けた時、毛穴の中では新しい髪が生まれています。
ぐんぐん伸びてやがて頭皮から芽をだし、成長が始まります

 

成長期伸びると同時に毛穴の奥にある毛球が太く発達し、以降伸びてくる髪は太くなります。
毛球内の毛母細胞はこの時期毛細血管から栄養を吸収し細胞分裂を活発に行うことで毛を太く伸ばします。
期間は2~6年(一本一本で異なり、年齢も関係します)で、健康な人の頭髪の90%が成長期の状態です

 

退行期毛母細胞の細胞分裂が減り、髪が伸びるのが遅くなります(2~3週間)

 

休止期髪が完全に成長を止め、毛根が毛細血管から離れます。
奥で新たな次の髪が生まれたてきたころ、役目を終えて抜けて(脱毛して)いきます。

 

 

 

〇AGAを発症した部位のヘアサイクルの異常

 

 

成長期の期間が極端に短くなります。

さらに成長期特有の毛母細胞の細胞分裂が活発化せず、頭髪は太く長く育つことができません。

細く短いまま、やがて退行期・休止期を迎えます。

休止期に抜けた毛の後に新たに生えてきた毛は、もっと細くなり、伸びなくなり、さらに、サイクルもどんどん短期化します。

 

 

 

髪が生える毛根の数は、生涯変わることはありません。

 

つまり髪の本数は同じままでも、細い毛ばかりが増えてくる状態になり、頭皮が見えるほど薄毛になるというわけです。

 

このままAGAが進行すると、細い産毛が長期間に数ミリしか成長せず、しかも短期間で抜け落ちて、ハゲて行きます。
たちが悪いことにその範囲は徐々に拡大していくのです。

 

季節によって頭髪の量は増減する

人間の頭髪は、初夏に最も増毛された状態になるように、プログラムされています。

 

紫外線(皮膚がんや頭皮の免疫機能を低下させる毒となります)がMAXになるのは初夏。

その初夏に、人間の体は紫外線からしっかり頭皮を守るために、隙間なく頭髪で頭皮を囲みたい。

ですから春から頭髪は本数を増やし(毛穴から何本も生える)、毛を太く育てようとします。

 

分かりやすく「JRの特急料金」に例えてみましょう。

(私は鉄子ではないのですが、ちょっと仕事上JRには詳しいのですw)

人間の頭髪にも男女問わず繁忙期・閑散期・通常期があるのです。

 

★冬は頭髪量を「通常期(基準)」

抜け毛は一日で約100本のままです。

 

★春から夏にかけて頭髪は「繁忙期」

頭髪は「紫外線から頭部をガードする」という大切な役割を担うために生えています。

そのため頭髪は春から増毛を開始し、紫外線が強くなる初夏に髪のボリュームはMAXを迎えます。

頭皮が紫外線に直にさらされることのないよう、頭髪でしっかりガードします。

抜け毛は一日で約100本のままです。

 

★秋になると紫外線が弱まり、対策が不要になり頭髪は「閑散期」に入ります。

夏の繁忙期に増えた分が不要なものとなるため、増えた分だけ抜け出します。

抜け毛は一日100本よりやや多くなります。

 

ただし、通常期と繁忙期は、増えた!減った!と本人がものすごく分かる!というほどでは、ないです。

抜け毛の量を日々気にしている人なら、閑散期(秋)に「抜け毛が多いくなった!と慌ててしまうかも?」という程度です。

 

秋に髪が長めだと、シャンプーの際に抜ける毛の量が、ものすご~く多い気がするんです。

夏が終わて、抜け毛が多いと感じても慌てないでください。

 

AGAの原因と、発症する人・しない人の違い

原因の約9割が「DHT(ジヒドロテストステロン)」の影響であると判明しています。

 

男性ホルモンの代表といえる「テストステロン」は、睾丸で作られ、生殖器・性欲・骨や筋肉の成長・気力などをアップさせてくれます。
これが「5aリダクターゼⅡ型」なる酵素によって、より強力な男性ホルモンであるDHTとなります。

 

DHTは精子形成などに力を発揮する男の証明といえる存在でありながらも、ある条件によって毛母細胞の細胞分裂の邪魔をし、頭髪の育成を阻みます

 

 

 

それでは「ある条件」とは何なのか!?ここで登場するのが遺伝の問題です。

しかし薄毛そのものは遺伝ではありません。

 

薄毛になりやすい「男性ホルモンレセプター遺伝子」を受け継いだのか?という問題なのです。

男性ホルモンレセプター遺伝子は、毛穴の奥深く、毛細血管から毛母細胞に栄養を取り込む役目を持った毛乳頭という部位にあります。

 

側頭部や後頭部の毛乳頭には、男性ホルモンレセプター遺伝子は存在していません。
側頭部と後頭部にAGAが発症しないのは、このためです。

 

仮に毛乳頭にある男性ホルモンレセプター遺伝子の形状を凹としましょう。
そしてDHTは凸の形状で存在しているとします。

 

薄毛になりやすいDHTに弱いレセプター遺伝子凹の場合は、強いDHT凸に負けて、結合してしまいます。
レセプターと結合したDHTは、より力が強くなり、毛母細胞の細胞分裂の制御するよう働きだします。

 

これがAGAの発症です。

 

また遺伝子的にDHTに強い男性ホルモンレセプターは、当然、結合しずらいです。
この2つが結合しなければ、毛母細胞の働きを制御することはありません。

 

これがこそがAGAになる人、ならない人の違いなのです。

 

 

結合の引き金となるのは、ストレスや偏食とい内部的な要素とも、間違ったヘアケアがなどの外的要素ともいわれます。
せっかくDHTに強い男性ホルモンレセプター遺伝子を受け継いだのに、上記のような要素を繰り返し体に与えた結果、レセプターが弱ってDHTと結合してしまうケースでのAGA発症もあります。

 

また加齢によって、結合しやすくなってくると思われます。

 

 

遺伝子遺伝は父から受け継ぐ?

遺伝子のすべてが解明されたわけではないのですが、薄毛の原因は母方からの遺伝子です。
男性が母親から受け継ぐ「染色体X」の異常が薄毛遺伝子に関係している事が分かっています。

 

父がハゲているから、自分も将来はハゲ!と悲観する若い男性が多いようですが、見つめるべきは「母方の祖父・おじ」ということになりそうです。

 


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管理人:はすまろ

私自身のアレルギー疾患に関連する情報を収集しています。その過程で頭皮や毛髪についての知識も得る機会に恵まれ「いわゆる一般論と事実があまりにも違いすぎる!」ということに気が付きました。疾患を持つ者として、ウソの情報に踊らされることが、どんなに傷つき、無駄なお金を捨てる事になるかも、身をもって知っています。薄毛疾患に悩む人たちのお役に立てればとサイトを立ち上げました。

しかしPCに苦悩中、牛歩でスミマセン^^;

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